誰しもが虫歯の無い、綺麗な歯を維持していきたいはず。
そのためにも毎日のデンタルケアがとても重要になってきます。
歯磨きに使うものと言えば「歯ブラシ」と「歯磨き粉」ですよね。
この2つに加え補助役として「デンタルフロス」や「舌ブラシ」、「マウスウォッシュ」などのアイテムを取り入れている人もたくさんいるのではないでしょうか?
これらのアイテムを駆使して口の中全体を清潔保つことが虫歯予防につながります。
今では「歯ブラシ」や「歯磨き粉」だけではなく「デンタルフロス」なども、さまざまなメーカーから種類豊富なアイテムが販売されています。
自分に合ったアイテムを選ぶには何を基準に選べば良いのか悩んでしまいそうです。
今回は「歯ブラシ」と「歯磨き粉」を中心に、「デンタルケアグッズ」の選び方について紹介していきたいと思います。
早く読みたいときの目次
歯磨きの基本「歯ブラシ」の選び方
歯磨きをする際に一番大事なものはやはり「歯ブラシ」。
ブラシの硬さやヘッドの大きさなど選ぶポイントは様々となっています。
当然ですが、毎日使うものですので、自分に合った歯ブラシを選ぶことが大切になります。
もしも自分に合っていない歯ブラシを使い続けてしまうと、歯茎を痛めてしまったり、磨き残しができてしまったりと、虫歯や歯周病の原因になってしまう可能性があるのです。
それではどのように歯ブラシを選ぶのがよいのでしょうか?
目的に応じて選ぶのが大切になってくるようです。
虫歯を予防するための歯ブラシ選び
虫歯の予防を目的とする場合は、歯垢をしっかりと除去できることが重要になります。
まず歯ブラシのヘッドは「小さめ」を選ぶことで、奥歯の奥にまでブラシが届きやすくなります。
毛の硬さは「ふつう」が最適。
磨く力が弱い人は「かため」でも良いのですが、通常の力の方はかえって歯茎や歯のエナメル質を傷つける恐れがあります。
逆にやわらかすぎると、しっかりとプラークや歯垢を落とすことができず、磨き残しが発生することがあります。
また、毛先が細いタイプの歯ブラシや、ギザギザの山型の歯ブラシよりは、毛先がまっすぐに整っている歯ブラシの方が歯と歯の間にフィットしやすくより汚れを落とすことができます。
歯周病を予防、改善するための歯ブラシ選び
歯周病は口の中だけではなく、放置していると全身にまで悪影響を及ぼす怖い病気です。
日本人の8割は歯周病にかかっているとまで言われており、無視することができない存在です。
歯周病に対抗するには日々のセルフケアが一番大切とされています。
予防や改善を目的としている場合は次のポイントを抑えて歯ブラシを選びましょう。
ヘッドの大きさに関しては虫歯予防と同様で「小さめ」が好ましいです。
毛の硬さは「やわらかめ」を選ぶのが良いでしょう。
歯周病が進行している場合、歯茎の腫れや出血をしていることがありますので、優しく磨けるやわらかいブラシが適しているのです。
毛先は「細め」のものを。
歯周病になると歯周ポケットが広くなってしまうので、歯垢が溜まりやすくなります。
なるべく歯周ポケットの奥まで掻き出せるように毛先が細いのが望まれます。
電動歯ブラシもデンタルケアにはとても優秀なアイテムの一つです。
歯磨きが苦手な人でも電源を入れれば、手を添えているだけでも歯磨きが可能です。
ただし、さすがに振動させているだけでは磨き残しがでてしまいますので、手磨きよりも効果的に歯を磨くことを目的として使用しましょう。
歯磨き粉にはいろいろな作用が!目的に合わせて選ぼう
歯ブラシを選んだら次は「歯磨き粉」です。
歯磨き粉も歯ブラシと同様で、商品ごとに様々な違いがあります。
自分が気にしている症状に合わせた商品を選ぶようにしてください。
症状ごとに必要な有効成分が含まれているかどうかがポイントです。
虫歯の予防が目的であれば「フッ素」や「フッ化ナトリウム」が配合されている歯磨き粉を選びます。
歯周病の予防なら「塩化ナトリウム」や「トラネキサム酸」などが有効です。
歯垢の除去の場合は「デキストラナーゼ(酵素)」が効果を発揮してくれます。
ホワイトニングを目的とした歯磨き粉選びは?
ホワイトニングを目的としている場合ですが、実は市販の「ホワイトニング歯磨き粉」では歯を白くすることはできないのです。
一応、歯に付いた黄ばみを落とすことはできますが、これは歯磨き粉に含まれる研磨剤の効果です。
つまり他の市販の歯磨き粉でも効果はそれほど変わりません。
本来のホワイトニングと言うのは「歯を漂白」することです。
このホワイトニング剤として使われている薬剤は法律上、市販の歯磨き粉には使用することができないのです。
では、なぜ「ホワイトニング歯磨き粉」と呼ばれているのかというと、研磨剤や着色汚れを分解する成分が含まれていれば「ホワイトニング歯磨き粉」と名乗ることができるのです。
また「ホワイトニング歯磨き粉」には他の市販の歯磨き粉と比べ、汚れを落としやすくするために良く削れる研磨剤が配合されています。
毎日使用していると、逆に歯を傷つけることもありますので、数日〜一週間に一度の使用がおすすめです。


補助役としてデンタルフロスや舌ブラシ、マウスウォッシュも用意しよう
歯ブラシと歯磨きについて説明してきましたが、実はそれだけでは不十分です。
歯磨きの補助役として使用すればさらにデンタルケアの効果が高まるアイテムを紹介します。
歯と歯の間の歯垢は歯磨きだけではなかなか落としきれません。
そこで活躍するのが「デンタルフロス」です。
デンタルフロスは歯間に糸を通して付着している歯垢を除去しくれます。
口臭予防には「舌ブラシ」がおすすめです。
舌に「舌苔(ぜったい)」が溜まっていると口臭の原因になります。
舌ブラシを使用することで舌苔を取り除くことができるのです。
ただし、やりすぎると舌が傷つき、かえって口臭の原因になってしまいますので気をつけてください。
「マウスウォッシュ」は口をゆすぐだけで口内をケアすることができる人気のアイテム。
薬局などでも簡単に手に入る手軽さと、時間が無い時でもサッと使える便利さが魅力です。
おすすめは以前ご紹介したコンクール。
歯科医が推奨しているので、安心して使用することができます。

歯磨きをするためのデンタルケアグッズを説明してきました。
なんとなく選ぶだけではせっかく磨いても効果が薄いということがわかりました。
目的に合わせたアイテムを選んで綺麗な口内環境を目指していきましょう!
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